STORY

地球暦196年。
総合巨大企業「ジオマトリクス」社は、大破壊以前に進められていた火星探査計画と、
人工知能搭載型無人ロボットを利用した「火星テラフォーミング計画」の概要を入手する。
ジオ=マトリクスは直ちに大規模な調査部隊を火星に派遣、火星の地球化を発見する。
その後、火星には多くの企業が進出し、約20年かけて火星社会が形成され、地球の全人口の30〜40%が移住した。
火星には地球での企業間対立がそのままもちこまれ、
むしろ地球よりも激しい企業間武力紛争が繰り広げられることになった。
火星という大地に人類は新たな歴史を刻んでいく。
それは、かつてレイヴンと呼ばれた者たちの時代が再び訪れた事を意味していた。

 

ANOTHER AGE

火星での騒乱からv5年後・・・
地球政府は、騒乱の収拾とその後復興に多大な労力を咲くことを余儀なくさせた。
有力な権力機構をことごとく失い、混沌の様相を強くしていた火勢世界の秩序の回復と維持のためには、
強い指導力を発揮する必要があり、そのための軍事力の増強は避けられない状況であった。
軍事力の拡大を急務とした政府は、相対的に地上世界の開発に対して消極的にならざるを得ず、
地下世界から地上への移住計画は明確な遅れを見せ始めた。
30年戦争の影響によって、住環境に致命的な打撃を受けていた多くの地下都市では、
政府および企業体の姿勢を地下世界の住民を無視するものとして反発、各地で小規模な武装蜂起が頻発していた。
一方の当事者であった企業体は、政府の所有する軍事力の急激な増大に対し、
自らの存在に対する強い危機感を覚え、火星社会復興のために動きを取れない政府を横目に、半ば公然と各々の軍備を強化させた。
政府と企業との関係は徐々に悪化し、情勢は混迷を深めていった…