「輝く季節へ」であれだけぼろくそに叩かれたKIDの名誉挽回作。
と呼んでもいいのではないかと個人的には考えるのですが、どうか。

このゲームは元々、2002年にドリームキャストとプレイステーション２で発売されたものになります。
俺がプレイしたのは2003年に発売されたWindows版です。
両者の違いは、各種追加CGと、他、細かい追加要素があるくらいで、それが2003年の末にまた家庭用ゲーム機で発売されるという形になっています。

なので、これからプレイされる方は、中古で見つけてもよく確認することをお薦めします。
どうせやるなら追加要素があった方がいいので。

さて、このゲームは既に巷でもかなり評判が高いです。
何が秀逸か、ぶっちゃけて言ってしまうならば、

○伏線の張り方が巧妙
○それらをあまさず最後には一本の糸にまとめあげている
○なんでコンシューマーなのにこんなにエロいの？

この三点に尽きます。
最後のはあまり気にしないでください。いつものことなので。

C†Cをエロゲーの王者だとするなら、このゲームはコンシューマーの王者だと思います（あくまでも俺内部の話）
敢えて今回のレビューではいつものようなネタバレは書きません。
もしこのレビューを見てプレイしたいという欲求に駆られる方がいらっしゃった場合、迂闊にネタバレを少しでも見てしまうと面白さが大幅に削減されてしまうからです。
WEB上という、誰の目にも触れる可能性がある場所にこのゲームのネタバレを載せたくなかった。
それだけの理由です。

○システム
親切な作りではありますが、メッセージログを読み返すのが一度セーブしてからでないと行えないのがマイナスポイント。
あと、全然関係ないところで既読スキップが働いてしまったり、働かなかったりと煩わしいです。
そのスキップもいまいちもっさりとしていて、快適とは言い難いですが、これはまぁまぁ許容範囲内。
そのほかはよく出来たシステムだと思います。

○音楽
2017年という近未来で且つ、海洋テーマパークが舞台ということもあって、テクノ調な曲が多いです。
危機が訪れたときの曲が好きですね。
雰囲気もよく出ています。サントラは見かけたら、俺だったら即買いますね。
主題歌は、まぁこんなものかと。EDの曲は結構、耳に残ります。
全体的に良い出来。

○シナリオ
簡単に説明すると、二人の主人公からどちらかを選んでゲームをスタートするという形になります。
よくあるマルチサイトというか、ザッピングシステムというか。
二人は海洋テーマパークLeMUに突如として起きた浸水事故に巻き込まれ、外部との連絡が取れない上、数日後には完全に浸水してしまうという状況下で取り残された他の仲間たちと、危機を乗り越えたりしながら動いていきます。
主人公は、倉成武と少年（記憶喪失により名前が分からない）。
武視点の場合、クリアできるのはつぐみと空、少年視点の場合は優と沙羅、それぞれ攻略できるキャラは決まっています。
４つのシナリオを終えたとき、最後の一人の矢神ココシナリオが発現します。
このココシナリオをプレイし終えて初めて、このゲームは本当の意味で終局を迎えます。

○CG
キャラクターデザインは滝川 悠さん。
海の中が舞台ということもあって、青っぽいCGが多いですが。
イベントCGの枚数も多く、一枚一枚の出来も綺麗なので、満足。
何故かそこはかとなくエロく感じます。
お気に入りは、沙羅と空全般。
つぐみもなかなか。
あ、優もエロいし（以下略）

水深何十メートルに存在する施設に閉じこめられた主人公たちがいかにして脱出を果たすか。
この手のゲームに興味がある人は、迷わず買っても良いと思います。
そのほかのキーワードとしては、

○複雑に張り巡らされた伏線
○C†Cとか好き
○元長シナリオとか好き

このどれかにピンとくるものがあったら、今すぐにでもお店へ走りましょう。
PS2版かDC版であれば、今でも購入できると思います。

今回はキャラ紹介をすることすらネタバレになってしまう可能性があるので、こちらも割愛。
ただひとつ言えることは、

RSDはオタクの夢を叶える魔法の技術です。

なんか、2017年まで生きる希望が湧いてきました。
空、大好きです。
エロいんですよ、何もかもが。
あー、もう可愛い可愛い可愛い可愛い可愛（発狂しそうなのでこれにて終了）



　　　　　

総合	シナリオ	グラフィック	サウンド	萌え度	声	ＲＳＤ
９９点	測定不能	９２点	８０点	８０萌	９０点	空のお尻とか触りたい

　
Remember11、もうすぐ発売されますが……PS2なんですよね。
Windows版出るのはいつのことか。
早く出してください、KIDさん･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

まぁ、今回はこんな感じでシンプルにまとめてみました。